日本史

34歳が2018年センター試験日本史Bに挑戦!結果と解説 ~ 第1問

1月14日に実施された2018年センター試験の日本史Bの問題を解いてみました。

僕はただの歴史好きの34歳で、大学受験用に日本史の勉強をしたのは16年も前のことになります。

ですが、2018年のセンター試験日本史Bを解いてみると、結果は83点。8割正解していました。

 

僕は日本史が好きなので、たまに趣味で歴史の本を読んだりすることがありますが、それは受験用の日本史とはまったく別物です。

それでも、センター試験であれば、選択式のマークテストであることや、原則教科書の重要ポイントしか出題されないことなどから、日本史の基礎さえ抑えておけば、受験から16年経ってもこれくらいの点数は取れるわけです。

この記事では、僕が2018年のセンター試験日本史Bの問題を解いてみた結果と解説。解答に至る思考などを書いていきます。

それではさっそくいってみましょう。

 

センター試験の問題はこちらで見ることができます。 → 朝日新聞 2018年度大学入試センター試験 問題・解答

 

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2018年センター試験日本史Bを解いてみた結果と簡単な解説

問1 埼玉県稲荷山古墳の鉄剣銘

埼玉県稲荷山古墳から出土した鉄剣銘を史料として、この鉄剣銘に関する正誤を問う問題です。
これはまあサービス問題ですね。

 

まず、注釈を確認しながら史料を読むと、Xの記述はそのまま正しいということが分かります。
次に、獲加多支鹵の大王の名が、埼玉県稲荷山古墳出土の鉄剣と、熊本県江田船山古墳出土の鉄刀に刻まれているというのは日本史の超重要事項。
というわけで、問1の正解は1です。

 

問2 日本史における土地制度

日本史における各時代の土地制度に関して、4つの図について述べた文として正しいものを選ぶという問題。

 

4つの図はこちら。

Ⅰ 東大寺領糞置荘開田図

Ⅱ 伯耆国東郷荘の下地中分図

Ⅲ 検地仕法

Ⅳ 地券

 

選択肢はこちら。

 

正解は3です。
これは、素直に図と文章を読み解くと、Ⅲが正しそうだなという推測がつくと思います。
図に「御奉行」「御役人」という注釈も入れてくれているので、ある意味サービス問題ですよね。

 

その上で消去法で選択肢を絞っていくと、
Ⅱの図には「地頭分」「領家分」と書かれています。
つまり、2の「荘園領主同士」というのが間違いです。

 

Ⅳは明治時代の地券です。
4の文章にある「収穫高」は記されていないので、これも誤りです。
(正しくは収穫高ではなく地価が記載されています)

 

1は、条坊制が怪しいということは分かったのですが、知識が曖昧になっていて確信は持てませんでした。でもたぶん違うなと判断。
(※あとで調べると、条坊制は古代の都城制であり、土地区画は「条里制」でした)

 

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問3 日本史における衣装風俗

日本史における衣装風俗について述べた文章の正誤を問う問題です。

選択肢はこちら。

 

僕の場合は消去法で答えを導きました。

まず、aの「束帯や衣冠」は平安時代の男性の正装です。なのでaは誤り。
(ちなみに平安時代の宮中女性の正装は女房装束(十二単)です)

 

次に、dの「明治時代には、モボとよばれる男性が」というところ。
モボ(モダンボーイ)という人が現れるのは大正時代です。なのでこれも誤り。
(ちなみに大正時代にはモガ(モダンガール)も現れます)

 

aとdが明らかに誤りなので、正解は3ですね。

 

問4 穴埋め問題

文中の空欄を埋める問題です。

まず、文章には「明治政府は自立した近代国家をつくるために、西洋の技術を導入し、殖産興業を推進して(ア)をはかりました」とあります。
これは間違いなく「富国強兵」ですね。

 

次に、「院政期には、白河上皇も行った(イ)がさかんだったけど、その参詣道の周辺では近年、石仏の破壊や盗難も発生している」という文章。
これは少し迷いましたが、たしか伊勢参りがさかんになったのは比較的新しいことだよなということから推測したのと、「石仏の破壊や盗難」というのが熊野古道で起きていることだなと推測して、(イ)に入るのは「熊野詣」だと判断しました。

 

というわけで正解は1。
(※院政期に貴族の間でさかんに行われたのは熊野詣や高野詣伊勢詣は室町時代以降に民間で流行したものです)

 

問5 近代以前の商品の生産や流通

近代以前の商品の生産や流通に関して述べた文の中から誤っているものを選ぶ問題です。
僕の場合、知識が曖昧になっていたので迷いましたが、消去法でなんとか正解。

 

まず、1の平安時代に輸入品が唐物として珍重された。という選択肢と、4の江戸時代に肥前で磁器が生産され海外に輸出されていた。というのは正しいと判断。

 

あとは、2の「鎌倉時代」と「問(問丸)」の組み合わせ。
3の「室町時代」と「見世棚」と「市場の市日が減少」という組み合わせ。
この2つで迷ったのですが、室町時代はたしか市場が頻繁に行われるようになったはずだと推測し、3が誤りだと判断しました。

というわけで、正解は3です。

(※鎌倉時代に年貢や商品の運搬業者として活躍したのは、問(問丸)で間違いありませんでした。)
(※鎌倉時代に月3回開かれていた市場は、室町時代には月6回開かれるようになります。)

 

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問6 近代の構造物の設置場所を地図から選ぶ問題

近代日本が「他国を植民地にしたり領有したりした」という文章に関して、2枚の写真の構造物について、それぞれが設置された場所を地図から選ぶという問題です。

これは難問で、僕は不正解でした。

 

2枚の構造物の写真はこちら。

X 大日本帝國境界の石碑

Y 関東州の管轄と南満州鉄道株式会社の保護・監督にあたる機関

地図と選択肢はこちら。

正解は2です。

 

まず、Xは石碑の設置年が1906年というヒントから、日露戦争後に定められた日本とロシアの国境を示す石碑であるということは分かります。
aとb、ちょっと混乱しましたが、素直に考えればaの南樺太であると推測できます。
(※1906年のポーツマス条約で南樺太が日本に割譲された

 

次に、Yの「関東州の管轄と南満州鉄道株式会社の保護・監督にあたる機関」は、関東都督府であるということは分かったのですが、これが地図上のどこなのかは分かりませんでした。
なんとなく内陸のような気がして、cを選択。
でもこれは間違い。
正しいのはd。海に近い旅順ですね。

この問題は、「関東都督府は旅順におかれた」というポイントを抑えておかなければ解くのが難しい問題でした。

 

以上、2018年のセンター試験日本史B第1問を解いてみた結果と簡単な解説でした。

第2問に続きます。

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1983年生まれ。埼玉県さいたま市在住。ブロガー。ネットショップ店長。このブログの最高月間PVは19万PV。 ブログは自分自身のライフワークとして その時々に考えたことや興味のあることについて綴っていきます。

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