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映画『君の膵臓をたべたい』を観た感想

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映画『君の膵臓をたべたい』を観てきました。

ユナイテッド・シネマ浦和にて金曜日の夜に鑑賞。客席は3分の2ほど埋まっていて、結構人気あるんだなあという感じ。

 

あらすじ

高校時代のクラスメイト・山内桜良の言葉をきっかけに教師となった“僕”は、教え子の栗山と話すうちに、桜良と過ごした数カ月間の思い出をよみがえらせていく。高校時代の“僕”は、膵臓の病を抱える桜良の秘密の闘病日記を見つけたことをきっかけに、桜良と一緒に過ごすようになる。そして桜良の死から12年後、彼女の親友だった恭子もまた、結婚を目前に控え、桜良と過ごした日々を思い出していた。

 

公式サイトリンク

映画『君の膵臓をたべたい』オフィシャルサイト

 

この映画を観に行ったのは妻のリクエスト。僕はこの映画の原作は読んでいませんし、映画の内容に関してもほとんど知りませんでした。

ただ、予告映像を観て、「ああ、そういうやつね」という先入観があって、正直あまり期待していなかったんですよね。でも、予想外に面白い映画でした。

 

映画は、高校生のときのある出来事から12年後に主人公(小栗旬)が過去を振り返るという形でストーリーが進んでいきます。過去を回想しつつ、現在進行系で自分自身の問題とも向き合っていくという構成ですね。

 

高校時代を描いた過去のパートは予想外に良かったです。

特に主演の浜辺美波さんと北村匠海さんの2人がすごく魅力的で良かった。

浜辺美波さんが演じる山内桜良は、最初は正直喋り方とか態度がすごく鼻についたんですが、ストーリーがすすむにつれてだんだん慣れてきますし、病気への恐怖ゆえにわざと明るく振る舞っているんだということが分かってくると、徐々に感情移入してしまいます。

北村匠海さんは、独特の暗さというか陰があっていいですね。この映画の役柄にピッタリとハマっていました。ただ、このルックスでクラスで一番地味な目立たないキャラという設定は違和感ありますけど。

 

この映画は表面的には高校生の恋愛ものにも見えますけど、普遍的な愛の物語であり、命の物語なんですよね。まだまだやりたいことがあるのにこの世を去らなければいけないという運命に見舞われたとき。大切な人を失ってしまうとき。そんなときそれぞれの立場でどのようなことを考えどう行動するか、そうした難しくてなかなか答えを出せないテーマが描かれています。

 

映画では、桜良は最後に意外なことになるんですが、ちょっとこのあたりの描写は、後味が悪いというか、どうしてこうなるんだという気持ちになってしまいました。こうした予期せぬ結末を見せることでのメッセージというのは伝わりますけど。

桜良と「僕」の不思議な世界観がだんだんと心地よくなっていたので、この2人の世界をもっと観ていたいような気持ちになっていたんですね。

 

高校時代の描写がすごく良かったものの、12年後の回想という設定にはすごく違和感を感じました。主人公の男の子は、桜良に「学校の先生になればいいよ」と言われたこともあってか、12年後、母校の教師として働いています。12年後の「僕」を演じるのは小栗旬さん。

この12年後の「僕」は、人とあまり関わろうとせず、暗い顔で授業をしながら、机の引き出しには退職届をしのばせているようなキャラクターとして描かれています。

まさに、桜良と出会う前の「僕」がそのまま大人になったような感じですよね。う~ん、映画を観ている側としては、桜良との出来事をとおして変化していてほしかった。

それに、そんな彼が、かつての桜良との出来事を生徒に話して回想するというのもすごく違和感。

12年後からの回想という構成にすることで、小栗旬さんや北川景子さんという観客を呼べそうな俳優さんを使うという大人の事情なのかなあとも思ったりしてしまいます。ラストで手紙を見つけて、それがたまたま恭子の結婚式の日で、あの展開につながるというのは、フィクションにしてもできすぎてますよね。まあ細かい点を挙げていったら結構ツッコミどころはあるんですけどね。舞台は滋賀県みたいだけど、誰一人関西弁を話さないとか。

僕は原作未読ですけど、この映画のレビュー等を見たら、12年後の設定はやはり映画版オリジナルのあと付けのようです。原作のラストは、桜良の死から1年後のエピソードを描いているみたいです。そっちのほうが爽やかで現実味もあってずっといいと思います。

 

この記事を書いている途中にニュースサイトを見ていたら、2018年に劇場アニメ版の『君の膵臓をたべたい』が公開されることになっているそうです。

アニメ版の予告動画はこちら

 

実写版も良かったですけど、この世界観を描くにはアニメも良さそうですね。

楽しみにしています。

 

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