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『メアリと魔女の花』感想~ジブリ作品のオマージュ?魔法と現実の世界を行き来するワクワク感を感じることのできる作品

投稿日:2017年7月13日
更新日:

米林宏昌監督の映画『メアリと魔女の花』を観に行きました。

公開日の7月8日の夕方にユナイテッド・シネマ浦和にて鑑賞。

席は3分の1ほど埋まっていました。

 

『メアリと魔女の花』は、『借りぐらしのアリエッティ』と『思い出のマーニー』の監督であり、スタジオジブリから独立した米林宏昌監督と西村義明プロデューサーが設立したスタジオポノックの初の作品。

 

スタジオポノックのスタッフのほとんどが元ジブリのスタッフということもあって、実質的にジブリの後継作品とみなされている本作。

注目を浴びた公開となりました。

 

『メアリと魔女の花』のキャッチコピーは、「魔女、ふたたび。」

明らかに、「魔女の宅急便」などの作品を連想させようとする意図を感じるキャッチコピーですよね。

 

映画を観終わった率直な感想は、

「映画としては普通に面白かったけど、スタジオジブリの後継作品と考えると、ちょっとなあ」という感じ。

 

『メアリと魔女の花』の感想について具体的に書いていきます。

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『メアリと魔女の花』の感想

『メアリと魔女の花』は、「偶然魔法の力を手にした少女が冒険を通して成長します」というお話。

 

ストーリーは、イギリスの作家メアリー・スチュアートの『小さな魔法のほうき(The Little Broomstick)』という小説を原作としています。

この原作は絶版になっていましたが、『メアリと魔女の花』の公開に伴い、新訳として出版されています。

 

 

 

物語の時代設定は現代。

舞台はイギリスあたりの田舎でしょうか。

魔法の世界と現実の世界を行き来するワクワク感はしっかり感じましたし、魔法の世界の不思議な雰囲気も感じることができて、映画としてはすごく完成度は高いと思います。

だけど、すごく印象に残る作品であったかというと、そうではなかったというのが素直な感想です。

 

なぜ印象に残らなかったのかというと、ストーリーがすごくあっさりしていて単純なんですよね。

『メアリと魔女の花』のWikipediaに、この作品のあらすじが書かれていますが、本当にほぼこのままの内容です。

メアリと魔女の花(Wikipedia)

物語の中に伏線のようなものもありませんし、登場人物の心理を深読みするというような奥深さはありません。

やはりこのあたりは、童話が原作である作品の限界なのかもしれないなと感じました。

 

また、過去のジブリ作品のツギハギ感もすごく感じました。

例えば、作品の世界観は、『天空の城ラピュタ』『魔女の宅急便』『千と千尋の神隠し』などをベースにしていると感じましたし、出てくる登場人物も、明らかにジブリの過去作品のあの人を意識しているだろうというようなキャラクター設定になっていました。

このあたりは、オマージュとして楽しむべきものなのか、それともジブリ出身のスタッフが作るとどうしてもこうなってしまうというものなのかは分かりません。

ただ、『メアリと魔女の花』のエンドロールには、「感謝」として高畑勲・宮崎駿・鈴木敏夫の3人の名前が出ていましたので、意図的なものなのかもしれません。

 

ジブリの後継作品ということで期待が大きかっただけに、個人的には少し辛口の感想になってしまいましたが、絵は綺麗ですし、ワクワク感やドキドキ感も十分に感じることのできる良い映画で、子どもから大人まで、素直に楽しむことのできる映画であることは間違いありません。

 

以上、『メアリと魔女の花』の感想と紹介でした。

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