テレビ・ドラマ・アニメ

お母さん娘をやめていいですか?オカムス最終回の感想(ネタバレあり)

投稿日:2017年3月4日
更新日:

こんにちは!くまらぼです。

昨日3月3日、NHKのドラマ『お母さん、娘をやめていいですか?』が最終回を迎えました。

『お母さん、娘をやめていいですか?』は、母と娘の葛藤、いわゆる毒母をテーマにしたドラマです。母親を斉藤由貴、娘を波瑠が演じていたのですが、この二人の演技がすごかったです。斉藤由貴が演じる母親は本気で怖かったですね。

我が家でもこのドラマを最初から見ていて、第3話が放送された時点でのドラマの感想も書きました。

「母親が重い」と思ったことがある女性は必見のドラマ ~ 『お母さん、娘をやめていいですか?』

こんにちは!くまらぼです。 最近夫婦で楽しみにしているドラマがあります。   それは、『お母さん、娘をやめていいですか?』というドラマ。 NHKで金曜日の午後10時から放送しています。 &n ...

続きを見る

第3話の感想を書いた時点では、ほとんど話題になっていない知る人ぞ知るドラマという感じだったのですが、ヤフーニュースなどで「母娘関係」を扱ったドラマとして取り上げられたりして、だんだん人気が出てきたようです。

タイトルの『お母さん、娘をやめていいですか?』も「オカムス」と略されているみたいですね。

以前書いた記事では「希望を持てるような結末であることを期待しています」と書きましたが、最終回まで見た率直な感想としては、穏やかなハッピーエンドで、希望が持てるラストだったのではないかと思います。

それでは、『お母さん、娘をやめていいですか?』の最終回を見た感想をネタバレありで書いていきます。

スポンサードリンク

穏やかなハッピーエンド

波瑠が演じる娘の美月が、アパートを借りて一人暮らしをする決心をして、母親に対してもタイトルの「娘をやめていいですか?」と決別宣言をしたのが前回までの話。

テレビを見ながら「よく言った!」と思っていたのですが、最終回では一転した展開になります。

斉藤由貴演じる母親の顕子は、娘に対して「あなたに必要とされないなら生きている意味がない。あなたの手で殺してくれ」というようなことを言い出します。

これを見て心が折れた美月は、自分が我慢をして母親を受け入れることに。そして美月は実家のマンションに戻り、再び家族三人での生活が始まります。

このまま美月が犠牲になったままになってしまうのかと思いきや、美月にも、一緒には住むけど母親の言いなりにはならないという決心ができていました。

美月は母親にこれまで言えなかったことを主張し、母と娘は平手打ちをし合う大喧嘩になってしまいます。ですが、喧嘩を通してお互い言いたいことを言い合い、母と娘という呪縛から解かれたように見えました。

結果として顕子は、夫のインドネシア行きに付き合うことにして(リストラされた夫に、インドネシアの工場で働いてくれないかという話がきていたのです)、母と娘は物理的に距離を置くことに。

ドラマチックな展開ではありませんでしたが、穏やかで現実的ないいハッピーエンドだったと思います。

現実はこんなにすんなりいかないかもしれないけど

かといって、このドラマのように母娘問題を解決できるかというと、現実はそれほどすんなりいかないんじゃないかとも思います。

ドラマでは、美月に、家族の問題にまで関わってくれる恋人(柳楽優弥)ができたことや、父親のインドネシア行きなど、家族のあり方が変わらざるを得ないような出来事を経て、この結末にいたりました。

毒母にもいくつかのタイプがある

また、毒母といわれる母親のタイプにもいろいろなタイプがいると思います。

ドラマのなかで示されていたタイプとしては、顕子のように、愛情で娘を束縛するタイプもいれば、美月が勤務する女子校の生徒・後藤礼美(石井杏奈)の母親のように、暴力的で無関心なタイプもいます。(顕子の母親も、もしかしたらこのタイプだったかもしれないですね)

また、毒母とは違うかもしれませんが、美月の恋人の松島も、両親の離婚で離れてしまった母親との関係に問題を抱えていました。

このように、母と子の関係性にはいくつものタイプがありますので、ドラマのようにすんなりと解決するかといえばそうはいかないと思います。

スポンサードリンク

母娘問題の解決のヒント

ですが、このドラマの家族が母娘の問題を解決した方法には、普遍的な母娘問題の解決のヒントが示されているような気もします。

僕が気づいたポイントをいくつかピックアップしてみます。

家族全員が誰に依存していたのかを自覚する

美月の一家は、母親の顕子と娘の美月が共依存の関係にあったことは明らかでしたが、父親もそういう家族の関係性に依存していたということが明らかにされていきました。

ドラマのなかで出てきたキーワードは「楽(らく)」という言葉です。

波風を立てるより相手の言うことに従っているのが楽だった。こういう関係性が維持されていることで、家族の問題に向き合わずに済むのが楽だった。

それぞれの立場での「楽」があって、それがお互いの依存心につながっています。

そうした依存心を、問題を抱えている家族全員が自覚することがドラマの中では問題解決につながっていきました。

物理的に距離を置く

最大の解決策は物理的に距離を置くことなのかもしれません。

これまでの人生でずっと一緒にいた美月と顕子の関係性も、美月が家を出て物理的に距離を置くことから大きく変化していきました。

そして、最終的にはインドネシアと日本という、そう簡単には行き来できない距離に離れて暮らすことになります。

ドラマでも、このまま近くに住んでいたらまた問題が再燃する可能性もありそうでしたが、これだけ離れて暮らせばおそらく美月と顕子の母娘問題は解決できるのではないでしょうか。

自分はいったい何が好きなのかを自覚する

第一話からずっと描かれていたのは、美月の主体性のなさです。

自分が好きなものを押し殺して、母親の好みにずっと合わせてきた結果、自分が本当は何が好きなのかも分からなくなってきているのです。

そんな美月も、ドラマのストーリーが進むにつれ、徐々に主体性を取り戻していきます。

そして最終話では、母親が毎朝作ってくれていたスムージーは好きじゃないし、母親が作った人形も好きじゃなかったとはっきり主張します。

「自分が好きな」マグカップを初めて買うというシーンも印象的でした。

おわりに

ドラマなので「さすがにここまではないだろう」というようなシーンもいくつかありましたが、現代的な問題についていろいろ考えさせられるいいドラマでした。

現実に母娘の関係性に悩んでいる人にとっても、希望をもてるラストになっているんじゃないかと思います。

多くの人に見てもらいたいオススメのドラマです。

以上、『お母さん、娘をやめていいですか?』を最終話まで見た感想でした。

-テレビ・ドラマ・アニメ

Copyright© くまらぼ , 2017 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.