書評

『四万十食堂』(安倍夜郎・左古文男)を読んだ感想。高知県幡多の食の魅力がぎっしり詰まった一冊

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『四万十食堂』という本を読みました。

先日の高知旅行から帰ってからというもの、高知はいいところだったなあという思いがつのっていて、高知に関する本を探していたところ、この本を見つけたのです。

 

『四万十食堂』は、高知県の西側の幡多地域を中心に、高知の食を紹介する本。

僕の妻の両親が高知の幡多地域の出身で、先日の高知旅行でも四万十や宿毛の食を堪能してきたので、『四万十食堂』もぜひ読んでみたい内容だと思いさっそく購入。

この記事では、『四万十食堂』の内容と感想を紹介します。

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『四万十食堂』の紹介

『四万十食堂』は、『深夜食堂』などで有名な漫画家の安倍夜郎さんと、作家の左古文男さんの共著。

2人とも、高知県の中村市(現四万十市)の出身であることから、この本の企画が立ち上がったそうです。

 

漫画だと思っていたけどそうではありません

『深夜食堂』を書いた漫画家の安倍夜郎さんの作品ということで、実際に読んでみるまで、僕は『四万十食堂』は全編漫画の作品だと思っていました。勝手に、幡多地方版『孤独のグルメ』のような作品を想像してしまっていたんですね…。

でも、実際は漫画のページは全体の3割ほどで、あとは高知の食を紹介するイラストとエッセイです。

漫画を期待していたので、最初はちょっとがっかりしたのですが、エッセイの部分を読み始めると、すごく惹きつけられる内容で、素朴で豊かな幡多地方の食の魅力をこれでもかと紹介してくれる内容でした。

「清水サバ」や「ウツボのたたき」や「ひがしやま」や「きびなご丼」、高知で食べておけばよかったなあ。

 

海山川に恵まれた高知の食は素晴らしい!

『四万十食堂』を書くに当たって、著者の安倍夜郎さんと左古文男さんが気をつけたことは、「単なるお国自慢にはならないようにする」ということだったそうです。

かといって、幡多の食の魅力はしっかり伝えないといけないので、さじ加減が難しいですよね。

でも、さりげない表現から幡多の食の魅力はしっかり伝わってきました。

たとえば、四万十市の実家のお風呂のお湯がすごく柔らかいという描写。四万十川の水道水がいいんですね。水がきれいで美味しいということは、その地域のあらゆる食物が美味しいということ。

実家の食卓の描写では、

季節には四万十川で獲れた鮎の塩焼きが食卓に並ぶこともあった。

これは手長えびとキュウリを煮て冷ました出汁で食べるソーメンだ。

ホーレン草の白和えは母の十八番。

メジカ(宗田節)のゆで節に醤油をかけるとごはんが何杯もいけるんだ。

といった食卓の様子が描写されます。

なんだか素朴なんだけど、ものすごく豊かな食という感じがしますよね。

僕も高知に旅行して思ったんですが、高知は海も山も川もあるので、食が豊富なんですよね。海の幸、山の幸、川の幸とバラエティにあふれています。

 

『四万十食堂』を読んだら高知が恋しくなって…

『四万十食堂』を読んでいたら、なんだか無性に高知の料理が食べたくなってしまいました。カツオのたたきかなんかに高知のお酒があれば最高です。

というわけで、埼玉のスーパーで買ったものですが、カツオのたたきと高知県高岡郡佐川町の銘酒「豊麗 司牡丹」で晩酌。

 

やっぱり高知の食はいいなあ。

 

というわけで、以上、高知の食の魅力がいっぱいつまった本『四万十食堂』の紹介でした。

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