書評

『タイ駐在のタイ入門』ビジネスにも観光にも。タイを深層から理解できる本

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くまらぼです。

『タイ駐在のタイ入門』という本を読みました。

この本は、日本企業のタイ駐在員を経て、タイの大学で経営学を教える大西純さんと、東アジアを中心に旅をして、各地の歴史や社会を研究してきた桑野淳一さんの共著。

『タイ駐在のタイ入門』というタイトル通り、タイへの駐在などでタイ人と関わる際に知っておきたいタイの社会、政治経済、信仰、歴史、日本との関係などが幅広いテーマで分かりやすく書かれています。

 

たとえば目次の「タイの社会」という章から、タイ人の気質に関する項目を抜き出してみると

「タイの女性は男性より働き者?」

「タイ人は個人主義?」

「タイ人はルールが嫌い?」

などの項目があります。

 

それぞれの項目で、なぜタイ人は個人主義なのか、なぜタイ人はルールが嫌いなのか、といったことについて、歴史的な背景や風土的な背景などを深く掘り下げて説明しています。

こうしたことを知ることで、タイ人と日本人の労働観の違いなどについても理解が深まり、タイ人とビジネスをする際の無用なトラブルやストレスも回避できるのではないでしょうか。

 

また、ビジネスでタイを訪れる人だけでなく、タイへ旅行をする人や、タイ王国という国のことを手軽に詳しく知りたいという人にもオススメの本です。

「タイ人の信仰」「タイの歴史の断面」「タイと日本人」といった章を読むだけでも、普通のガイドブックを見るだけでタイへ旅行に行くのとは全く情報量が異なってくると思います。

 

個人的に最も興味深く読んだのは、日本からタイへの移住について書かれた部分。

「タイに日本人年金生活者が多いのはなぜ?」という項目です。

この本では日本とタイの二拠点居住、デュアルライフを推奨しているところが面白かったです。

 

タイに移住するといっても、バンコクなどのギラギラした都会ではなく、北部のチェンマイやチェンラーイといった街では、かなりゆったり過ごすことができるそう。

チェンマイやチェンラーイは、タイ北部に位置します。

タイは暑いというイメージがありますが、このあたりは標高が高い位置にあるので、一年の平均気温が27度と比較的過ごしやすいということです。

▲チェンマイ郊外のゴルフ場。すごく清々しい雰囲気を感じますね。

 

本書では、基本的にはタイのチェンマイやチェンラーイに居住する。

そして、気候のいい秋などは日本に滞在する。

真夏の本当に暑い期間はロシアなど北の地域に旅行をするというのが理想の過ごし方として紹介されていました。

 

確かにこういう過ごし方ができたら最高かもしれないです。

今はネットなどを使ってオフィスに行かなくても収入を得る手段が増えているので、年金生活でなくともこういう生活が可能になっていくかもしれないですね。

 

以上、『タイ駐在のタイ入門』という本の紹介をしました。

ちょっと、タイのことを褒め過ぎかなと感じるところもありましたが、タイという国やタイの人について知りたい人にオススメしたい本です。

参考にしてみてください。

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