こんにちは!くまらぼです。
この記事は、こちらの記事の続きになります。
[st-card id=”2179″]夜の決まった時間にやって来てインターホンを鳴らしてくる話の通じない中年の女性に悩まされていた我が家。
管理会社や、緊急性のない事件についての警察の相談窓口#9110に相談して、次に不審者がやって来たら110番をしようと決心していました。
そして、やはり不審者はまたやって来ます。
この記事は、不審者対応について書いた一連の記事の最終回として、最終的に不審者トラブルにどう対応して解決したかということと、今回のトラブルを振り返って考えたことについて書いていきます。
また不審者がやって来てインターホンを鳴らされた
2~3週間の間、夜の決まった時間にインターホンを鳴らしていく不審者に悩まされていた我が家。
初めてインターホン越しに不審者と会話をしたのが、日曜日の夜のことでした。
[st-card id=”2128″]この時のやり取りで恐怖を感じた僕は、月曜日に動き出します。
不動産会社に相談をしてみたり
[st-card id=”2154″]#9910に電話をして相談してみました。
[st-card id=”2179″]
不動産屋や#9110に相談した結果、どちらからも次やって来たらすぐに110番をして警察を呼ぶように言われ、僕としてもそうしようと心構えをしておくことにしました。
そして次の日、火曜日の夜にまた不審者がやって来ました。
不審者に恐怖を感じたらとにかく警察に電話する
この日の夜も、不審者がやって来たのはいつもの通り夜の9時前。
具体的には夜の8時50分頃だったと思います。
突然インターホンが鳴りました。
ドアの覗き穴から見てみると、いつもの見知らぬ女性です。
返事はせずに、すぐに110番をします。
なにかあってからでは遅い
前の記事でも書きましたが、僕としてはこの段階で警察を呼んでいいのかどうかということに当初は少し迷いがありました。
ですが、一度不審者とインターホン越しに話をしてみて、会話が成立しない相手であること。
どういう意図があるのか分からず、夜遅い時間帯に何度もうちにやってくること。
この2つの点で僕としてはこの時すごく恐怖を感じていました。
結果として今回の不審者トラブルでは、実害を受けたとかいうことはなかったのですが、この不審者が凶器を持っていたというようなこともありえたことです。
もし万が一このようなトラブルに遭遇してしまった場合、実際に危害を加えられていなくても、恐怖を感じた時点で警察を呼んで問題ないですし、呼ぶべきです。
なにかあってからでは遅いですし、警察に情報を提供することで結果的に地域の治安にもつながります。
不審者の正体は!?警察官の力を借りて事件は解決
110番に電話をして、自宅に不審者がやって来ていて恐怖を感じているので来て欲しいということを伝えると、住所と名前を聞かれます。
警察に電話をしたのが、不審者がやって来た8時50分頃。
警察が家に来たのが、20分近くかかって9時10分頃でした。
結構時間がかかるんだなあという印象でしたが、やってきた警察官の言うところによると、他の事件で立て込んでいて遅くなったそうです。
警察官の目の前でインターホンが…!
インターホンを鳴らした不審者の女性は、警察官が家に来たときにはいなくなっていました。
その日不審者が最初にインターホンを鳴らしたのが8時50分頃、そのあとどこかに行き(一旦外に出ているようでした)、2~3分後に戻ってきてまたインターホンを鳴らしてドアを叩き、またいなくなったのです。
警察官は3人組でやって来ました。
とりあえず部屋に通して話をします。
不審者がいつごろからやって来るようになったか、どんな外見かなど、トラブルについてひととおりのことをちょうど話し終わった頃、警察官がいるその場でまたインターホンが鳴ったのです。
これまでは、不審者はこのように時間をおいて一日に何度もやって来るということはありませんでした。
どうも前回一度インターホン越しに対応したことで、すごくしつこくなっていたようです。
ドアの叩き方も、以前より乱暴な感じになっているようでした。
警察官の目の前でインターホンが鳴り、警察官がさっとドアの覗き穴から確認をします。
「この女だ!」ドアの外には、さきほど僕が話した特徴と一致する女性がいました。
警察官は僕に「奥に行って出てこないでください!」と言い、ドアを開け外に出て、3人で女性を囲みます。
不審者の正体は認知症か精神疾患の女性
ドア越しに様子を伺っていると、警察官と不審者の女性は結構もめているようでした。
警察官は、なんの用事があってこの家を何度も訪れているのかと聞きますが、やはり全然話が噛み合っていない様子です。
しばらくそんな状態が続いたあと、警察官の一人がまた室内に入ってきてこう言いました。
「どうも認知症か精神疾患のようで、この家には生き別れの兄がいるはずだ、というようなことを言っています。
危険な様子はないと思いますので、ご主人が一度対面して、この家にはそんな人はいない、ということをはっきり言ってくれませんか」と。
僕も警察官と女性が揉めている様子をみていて、このままじゃ埒が明かないなと思っていたので、警察官の言うことにしたがうことにします。
外に出て女性と対面し「この家にはそんな人はいない。迷惑なので二度と来ないでくれ」ということを強めの口調で言いました。
女性は少しびっくりしたような表情をしたように見えましたが、それで納得したのか、その後は少しおとなしくなり警察官の言うことを聞いているようでした。
不審者は警察によって保護された
結局この女性は警察に保護され、パトカーに乗せられてどこかに連れて行かれました。
事後報告に来た警察官の話によると、この女性の名前や住所は個人情報なので教えることはできない。
だけど、警察が要注意人物として把握しておくので、もしまたやって来るようなことがあればすぐに警察に連絡してほしいということでした。
なぜ我が家に何度もやって来たのかは結局不明のまま
我が家に起きた不審者事件はこれですべてです。
事件から3ヶ月ほど経ちましたが、その後この女性が来ることはありません。
事件解決からしばらくは、逆恨みされるんじゃないかという心配が少しあったので、防犯ブザーを持ち歩くようにしていたのですが、なにごともなく済みそうです。
でも結局なぜ我が家を狙ってこの女性がやって来たのかは分からないままです。
おわりに
結局、我が家を悩ませた不審者の正体は認知症の老人でした。
警察官の話によると、この地域は新興住宅地で昔からのつながりがなく、地域のつながりも弱いので、認知症のお年寄りがトラブルを起こして警察が呼ばれるというような事例が割りと多いそうです。
こういう結果が分かれば、正直これほど怖がる必要もなかったし、もっと上手い解決方法もあったのではないかと思ったりもするのですが、実際に、会話の成立しない意図の分からない相手が夜遅い時間にやって来るという怖さを甘く見るわけにもいきません。
今回はたまたま認知症の老人でしたが、危害を加えようとしている相手だった可能性もありえたことです。
こういうトラブルに遭遇して恐怖を感じたら、自分でどうにかしようとするよりも、やはり警察を呼んで解決してもらうのがベストです。
万が一の場合に自分の身を守ることにもなりますし、もし相手が認知症だというような場合は、認知症患者の保護ということにつながります。
いろいろ考えさせられることもありましたが、とにかく無事に解決できてよかったです。
以上、我が家が不審者トラブルに遭遇してどのように対応したかという話の完結編でした。