※2018年5月1日追記
『義母と娘のブルース』がなんと、実写ドラマ化されることになりました!
主演は綾瀬はるかさん、夫役は竹野内豊さんだそうです。
みゆきを演じる子役は誰になるんでしょうか。楽しみですね。
TBS系列で放送開始は7月からです。
『義母と娘のブルース』という漫画を読みました。
この漫画、2011年に出版されていますけど、そんなに知名度は高くないと思います。Kindle Unlimitedで読むことができるという理由で僕も読んでみたのですが、はっきり言って素晴らしいです。めちゃくちゃオススメです。
『義母と娘のブルース』の作者は桜沢鈴さん。
2017年8月現在、AmazonのKindle Unlimitedの会員であれば定額で読むことができますし、そうでなくても「なか見!検索」で途中まで立ち読みすることができます。紙の本は絶版になっているようなので、中古で買うか電子書籍で読むしかありません。
この漫画はサクサク読めるギャグ多めの4コマ漫画ですので、できれば事前知識なしで読んだほうが楽しめると思います。
この記事ではここから先、あらすじと感想を紹介します。
少しネタバレありです。
『義母と娘のブルース』のあらすじと感想
ドタバタハートフルコメディ
『義母と娘のブルース』は、タイトルどおり娘のみゆきと、その義母であるあきこの物語。
実母を亡くした小学生のみゆきは父親の良一と2人で暮らしていますが、父親の良一が再婚することに…。その再婚相手というのが、大企業の部長として働くスーパーキャリアウーマンのあきこ。
あきこはスーパーキャリアウーマンなんですけど、ビジネス以外の面では世間とかなり感覚がズレているんですよね。
義母のあきこと娘のみゆき、この2人のドタバタハートフルコメディが物語の大きな軸です。
あきこは良い母親になろうと一生懸命なんですが、ズレっぷりがとにかく面白い。ギャグの部分はかなり笑えます。みゆきもだんだんあきこに似てきて、そこも面白いんですよね。
夫の良一や、みゆきのことを見守るクラスメイトのヒロキなど、登場人物もすごく魅力的です。
ほのぼのコメディの裏にはシリアスなストーリーが
こうしたほのぼのしたコメディの裏には、実はシリアスなストーリーが隠されています。
読み進めていくうちに少しずつ違和感を感じていくのですが、あきこと良一は愛情で結ばれた夫婦ではないんですね。ある取引のもとに結婚した仮面夫婦だったのです。
良一は実は病魔におかされていて余命わずかな状態です。良一は自分が死んだら1人になってしまう娘のみゆきを託すためにあきこを求め、天涯孤独だったあきこも心のよりどころとして家族を求めたということだったのです。
でも一緒に暮らすうちに、本物の愛が芽生え…。
物語の緩急で感情が揺さぶられる
コメディの部分とシリアスの部分との緩急がすごくうまいんですよね。これは4コマ漫画という構成ならではだと思います。この緩急のうまさによって、油断してるとつい涙腺が緩んでしまいます。
前のページはギャグ全開だったのに、ページをめくると突然ウルッとする展開になって。でもオチはちゃんと笑いになっていたりして。まさに緊張の緩和ですね。
4コマ漫画でこんなに感情を揺さぶられるとは思っていませんでした。
『義母と娘のブルース』は、後編に当たる『義母と娘のブルースFinal』との2巻構成。
1巻では、みゆきが高校生になる頃までの様子が描かれ、2巻ではさらにその先のストーリーが描かれます。
4コマ漫画ですけど、作中にはちゃんと時間の流れがあって、全編を通して1つの物語になっているところがいいんですよね。
2巻については、また別の記事で感想を書きます。
https://www.sodateru-blog.com/entry/gibotomusumenoblues2/
以上、おすすめの漫画『義母と娘のブルース』の紹介と感想でした。