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トラウマ克服の鍵は一歩踏み出して行動する勇気~『ファインディング・ニモ』感想

投稿日:2016年8月17日
更新日:

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こんにちは!くまらぼです。

いま、映画『ファインディング・ドリー』が公開中ですが、『ファインディング・ドリー』の公開に合わせて、先日テレビの金曜ロードショーで『ファインディング・ニモ』をやっていました。

『ファインディング・ニモ』を観たのは、これが初めて。

観る前は「子供向けの映画だろ」と思っていたのですが、観てみると、予想を裏切って素晴らしい内容。

先日感想を書いた『ファインディング・ドリー』を映画館に観に行ったのも、『ファインディング・ニモ』が素晴らしかったからです。

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それでは、『ファインディング・ニモ』の感想を書いていきます。(簡単なネタバレありです)

 

簡単なあらすじ

人間に捕まったニモを助けるため、父親のマーリンが旅に出ます

 

見どころ

・マーリンの心の成長

・ハラハラドキドキのストーリー展開

・さりげなく散りばめられた深いメッセージ

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『ファインディング・ニモ』ストーリーと感想

『ファインディング・ニモ』を見る前までは、この映画は子供向けの映画だと思っていたんですが、いい意味で予想を裏切られました。

メインの主人公は、ニモの父親のマーリン。

この映画のおもしろいところは、一見子供向けのアニメであるにも関わらず、子供であるニモよりも、大人であり父親という立場でもあるマーリンの心の成長にスポットがあたっているところです。

かといって、小難しい話ではありません。

子供から大人まで楽しめるハラハラドキドキのストーリーのなかに、ハッと考えさせられるメッセージが散りばめられているのです。

 

物語は、新婚のマーリン夫婦が、幸せそうに孵化を待つ卵たちを眺めているところから始まります。

ところが、物語開始早々、マーリンの妻(ニモの母親)は、凶暴な肉食魚に襲われて命を落としてしまいます。

孵化を待っていた卵たちもおそらく肉食魚に襲われて、ニモだけが卵から還ることができています。

そういったわけで、マーリンはシングルファザーという設定です。

そして、1人息子のニモは、片方のヒレが普通よりも小さいという障害を持っています。(卵の時に襲われたことが原因?)

そのせいで、あまり上手に泳ぐことができません。

これが、『ファインディング・ニモ』冒頭でのキャラクター設定ですが、ここだけ観ても、このアニメがただの子供向けアニメではないことがわかると思います。

 

マーリンは、妻と子どもたち(卵)を失ったトラウマから、必要以上に慎重になり、住処のイソギンチャクからほとんど出ることなく暮らしています。

1人息子のニモを失うことを何よりも恐れていて、ニモに対して過保護になっています。

ニモはそうした父親に反発し、度胸試しのような形でサンゴ礁の外に出てしまうのですが、そこで人間に捕まってしまいます。

ここから、ニモを救うため、マーリンの命がけの冒険が始まります。

 

マーリンの旅のパートナーとなるのが、ドリーです。

ドリーには記憶障害があり、ものごとをすぐに忘れてしまいます。

過去のことを考えないためか、ものすごく楽観的な性格で、なんでも心配して慎重になるマーリンとは対照的なキャラクターとなっています。

 

この2匹のキャラクターの対比がすごく面白いですし、考えさせられるシーンも多いです。

マーリンは過去のトラウマから、なるべく慎重に危険を避けようとします。

ドリーは後先考えずに進もうとします。

ドリーの行動力で道を切り開いて、マーリンの慎重さでピンチを脱するというシーンが多いのですが、映画のなかで強く訴えているのは、「行動することで道は開ける」というメッセージだと感じました。

この「行動することで道は開ける」というメッセージは映画のあちこちに散りばめられています。

飛び込んでみればなんとかなるものなのかもしれないですね。

 

その他に、印象に残ったメッセージを挙げると、ウミガメのクラッシュたちの群れと行動をとともにしている際、群れからはぐれそうになった子ガメをマーリンが助けに行こうとするのですが、クラッシュは、「あの子がどうするか見守っていよう」というようなことを言って、マーリンを止めます。

ここでマーリンは、自分が過保護だったんじゃないかと気づくんですね。

こうしたハッとするメッセージがさりげなく散りばめられていて、うまいなあと思います。

 

トラウマの克服と、親の成長というテーマがこの映画全体に流れるテーマだと思います。

さまざまな経験によって、マーリンは変われたのかどうか。

最後までなかなか変われない部分もあって、劇的な成長を遂げたとはいえないかもしれないですが、やっぱり冒険によってマーリンは成長したんだと思います。

マーリンの成長物語は、大人にこそ観てほしいです。

 

人間に捕らわれたニモのほうのストーリーも面白くて、乱暴な女の子から逃れるために仲間と力を合わせて水槽から脱出しようとするスリリングなストーリーが展開されます。

 

マーリンとドリーのロードムービーと、ニモの脱出サスペンスという2つのストーリーが繰り広げられ、ストーリー展開としてもシンプルですごくおもしろいです。

そのなかにいろいろ考えさせられるメッセージも込められている、大人も子供も楽しめるとても素晴らしい映画でした。

 

以上、『ファインディング・ニモ』の感想でした。

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