4泊5日で四国の愛媛と高知をグルッと旅行してきました。
今回の旅行は妻の実家への帰省を兼ねた旅行です。
妻の両親は高知県西南の宿毛市と隣の大月町の出身。
だけど、転勤族なのでいまは愛媛県の松山市に住んでいます。
僕は松山の家には行ったことがありますが、おばあちゃんが住んでいる宿毛の方には行ったことがありません。
今回は東京に住んでいる義弟も合流。
ずっと一緒というわけではありませんが、皆でドライブ旅行をしながら松山から高知を巡る旅をすることになりました。
それにこのブログでも何度か書いているように、僕たち夫婦には田舎に移住したいという漠然とした思いがあるんですよね。
妻の故郷という縁がある高知県も魅力的な移住候補地のひとつと考えているので、実際に高知の風景を見ながら移住について少し具体的に考えてみようということも旅の目的のひとつ。
結果として、義実家との仲もすごく深めることができましたし、移住についても少し前進したような気がします。
それではまずは日記形式でサクッと旅の様子を紹介していきます。
この記事の内容
成田空港からジェットスターで松山空港へ
松山空港へは、成田空港からLCCのジェットスターで行きました。
料金はオプションをつけて往復1人あたり18000円くらい。
夏休みなので普段より高くなっていました。
▲10時50分発の松山便。
夏休みなので手荷物カウンターがすごく混んでいてちょっと焦った。
▲フライトは快適。
松山空港や高松空港へのフライトは、着陸前に瀬戸内海の島々が見えて楽しいですね。
▲呉基地からやってきたのでしょうか。
松山空港着陸直前には上空からヘリ空母も見えました。
蛇口からみかんジュース
松山空港に到着して面白かったのがこれ。
蛇口からみかんジュースがでるジューススタンドです。
ジューススタンドは「Orange BAR」という名前のお店。
7月20日にできたばかりだそうです。
「愛媛では蛇口からみかんジュースがでる」という都市伝説があるのですが、それを実際に作っちゃいました、というわけですね。
これまでにもイベント等で「みかんジュースが出る蛇口」が設置されることはあったそうですが、常設型はこれが初めてのようです。
せっかくなので、僕も蛇口からみかんジュースを体験してみました。
まず、みかんジュース用のカップを購入します。
価格は350円。
カップに、自分で蛇口をひねってみかんジュースを注ぎます。
お店の人の話では、こぼれるくらいいっぱい注いでもいいということです。
▲ピンぼけしちゃいましたが、これが蛇口から注いだみかんジュース。
よく冷えててさっぱりした甘さの美味しいみかんジュースでした!
みかんジュースを飲んだあとは、空港の隣のバジェットレンタカーへレンタカーを借りに行きます。
じゃらんのキャンペーン期間に予約して、4泊5日で免責補償つき22,000円くらいでした。
車種はトヨタのヴィッツ。
この日は大洲方面へ行って、夜は松山の自宅に戻るという行程。
この日はこのまま1台の車に5人乗って移動することにします。
回転寿司すしえもん
昼時なので、まずは軽く腹ごしらえをすることに。
松山市内のエミフルというショッピングセンターにある「すしえもん」という回転寿司屋さんに向かいます。
すしえもんは義両親がたまに行くお店とのこと。
このお店、宇和島出身の元メジャーリーガー岩村明憲選手のお兄さんが経営しているお店だそうです。
今は実業家になっているお兄さんの岩村敬士さんも短い間ですが近鉄バファローズに所属していた元プロ野球選手。
店内にはベースボールミュージアムというコーナーがあり、なんだかすごそうなコレクションが並んでいました。
お寿司の方もリーズナブルですし、宇和島など近海の新鮮な魚を使っていてとっても美味しかったです。
苔筵(こけむしろ)
お寿司を食べたら、高速に乗って西予市宇和町にある苔筵(こけむしろ)というカフェに向かいます。
ここも以前義両親が行ったことのあるオススメのお店とのこと。
テレビや雑誌でも紹介されて県外からのお客さんもよく来る有名店だということです。
のどかな田舎道を進むと現れるのがこの看板。
広々とした敷地を進んでいくと、
カフェの建物が現れます。
一見芝生のようにも見える地面の緑の部分は、なんとすべて苔なんです。
飲み物は建物内や建物横のテラス席、それに少し離れたところにあるテーブル席も利用することができます。
ちょっとした散策ができるほど広大な敷地に一面の苔。
5年以上かけて作り上げた空間だそうです。
ヒグラシや鳥のさえずりが心地よい空間で、この雰囲気が好きな人はたまらないでしょうね。
田舎ならではの贅沢な空間の使い方が素敵な、一見の価値があるカフェでした。
大洲城
次に向かったのは、大洲市の大洲城。
大洲城の天守は2004年に復元されたものです。
復元された天守って、コンクリート造りだったり内部は当時の面影を感じることのできないホールのような構造になっていることが多いのですが、大洲城は木造復元ですし、しかも内部構造もかつての様子をできるかぎり忠実に再現しているということで、すごく興味があったのです。
▲今年2017年は、大洲藩初代藩主の加藤貞泰が1617年に入部してから400年ということで、盛り上がっているようでした。
大洲城の観覧料は大人500円です。
城の内部は新しくて綺麗なのですが、たしかに内部は現存する古い天守のような構造になっています。
かなり急な階段や立派な梁。
現在の建築基準法では認められない構造もあったりして、再現は難航したところもあったみたいです。
それにもかかわらずこれだけのものを再現したのは素晴らしいですね。
大洲城は肱川を天然の要害として建てられた城。
川の流れや古い町並みを見渡す眺めが素晴らしかったです。
大洲の鵜飼
大洲城を見たあとは、この日のメインイベントである大洲の鵜飼です。
大洲の肱川で行われる鵜飼は日本三大鵜飼のひとつ。
夕方の6時ごろに、「まちの駅 あさもや」というところで案内の人と待ち合わせて、大洲の町並みを散策しながら船着き場に向かいます。
大洲は城下町ですし、戦時中空襲の被害を受けなかったということで、古い町並みが残っています。
どちらも観たことはないんですが、NHK連続テレビ小説『おはなはん』や『東京ラブストーリー』の舞台やロケ地になっているそうです。
特に『東京ラブストーリー』はいま中国などで人気だそうで、ドラマの重要なシーンで鈴木保奈美が手紙を出す郵便ポストには海外からの観光客がたくさん訪れるそうです。
そんな解説を聞きながら船着き場へ。
同じ船に乗ったのは10人ほど。乗船してすぐに舟が出ます。
実際に鵜匠さんが鵜飼を始めるのは時間が決まっていて、1時間ほど待ちます。
それまでに用意されている弁当を食べておきます。
舟の上で飲むビールは美味い。
舟の上でもビールは買うことができますが、少し価格が高くなっているので、「まちの駅 あさもや」の売店で買って持ち込むのがいいと思います。
1時間ほどのんびりしてあたりが暗くなると、いよいよ鵜飼の開始。
大洲の鵜飼では、鵜匠さんは3人いるそうですが、この日は大ベテランの80歳を超えた鵜匠さん。
暗くてあまりいい写真が撮れませんでしたが、凛とした立ち姿がかっこよかったです。
鵜は想像していたほど上手に魚をとることができなかったですね。
なかなか難しそうでした。
伊予の湯治場 喜助の湯
鵜飼が終わり、松山市の義両親宅へ帰宅後、近所の温泉に皆で行くことに。
行ったのは、松山駅前にある「伊予の湯治場 喜助の湯」という温泉。
この温泉、キスケBOXというボーリング場やカラオケが入ったアミューズメント施設のなかにある温泉なので、正直温泉に入るまではそれほど期待していなかったんですが、いい意味で期待を裏切られました。
広々とした清潔なお風呂で、温泉は道後温泉郷から湧き出した天然かけ流しのお湯。
すごくいいお湯でした。
西日本最大級という炭酸の湯もすごく良かったです。
県庁所在地の中心駅前という街なかにこれだけ良い温泉があるって珍しいですね。
道後温泉本館にも以前行きましたが、あちらは観光施設という感じなので、正直一度行ったことがあれば道後温泉本館よりも喜助の湯のほうがずっといいかも。
温泉で身体をほぐして家に帰ったら、男同士でお酒を飲んでリラックス。
充実した1日でした。
愛媛・高知旅行の1日目はこんな感じで終了。
2日目は四国カルストを経由して高知へ向かいます。