この記事では、遠方に住む親族が亡くなった場合、訃報を聞いてから準備をして通夜・葬儀に参列するまでの流れと日程について書いていきます。
先日、祖母が他界しました。
92歳という大往生でしたが、前日まで普段どおりの生活をしていたということなので、突然のことに驚きました。
祖母が住んでいるのは鹿児島で、孫である僕は埼玉に住んでいます。
この記事では、遠方に住む親族が亡くなった場合の、訃報を聞いてから準備をして通夜・葬儀に参列するまでの流れと日程について、僕の経験をもとに書いていきます。
それではいってみましょう。
この記事の内容
訃報を受ける
通夜や葬儀の日程についての連絡を待つ
訃報を聞いたら、その後の行動は故人との関係性などで変わってきます。
喪主に近い立場としてすぐに駆けつける必要があるのか、それとも通夜や葬儀に間に合えば良いのか。
僕の場合は孫という立場として、通夜に間に合えば良いと判断しました。
とりあえず、通夜や葬儀の日程が決まり連絡があるまで待つことにします。
祖母が亡くなったのは朝方のこと。
昼ごろに連絡があり、通夜が翌日の夕方、葬儀が翌々日の午前中からということになりました。
葬儀に参列するかしないか
そもそも通夜や葬儀に参列するのかどうかも、故人との関係性によって変わります。
今回は実の祖母が亡くなったので、当然のこととして飛行機で帰り、泊りがけで通夜・葬儀に参列しました。
ですが、遠く離れた場所に住んでいる場合、親族であっても亡くなったのが叔父や叔母、義理の祖父母などであった場合は、故人との関係性によって葬儀に参列するかどうかは人それぞれだと思います。
会社員や学生の場合、忌引き休暇の連絡をする
葬儀に参列することになったら、会社や学校に忌引き休暇の連絡をします。
学校や会社によって忌引き休暇の扱いは異なりますが、一般的には会社と高校までの学校は事前に申請して、大学の場合は事後に申請するということが多いようです。
ちなみに、一般的には、忌引き休暇の日数は故人との関係によって、配偶者は10日間、父母は7日間、子は5日間、兄弟姉妹、祖父母、配偶者の父母は3日間となっています。
葬儀に参列できない場合
もしやむを得ない事情があって葬儀に参列できない場合は、弔電やお悔やみの手紙を送ったり、供花や供物を手配します。
供花や供物は喪主と相談してから手配するのがマナーです。
葬儀の参列に必要なものを用意する
香典の用意
香典袋はコンビニや100円ショップで手に入ります。
香典袋は袱紗(ふくさ)で包むのがマナーですが、袱紗はコンビニにはあまり売っていないようです。
香典は、孫はいくらなどと金額を合わせる場合もあるので、同じ立場の人がいれば相談するのが良いでしょう。
香典の場合、お札は新札でないほうがいいということも言われますが、あまりこだわらずに、相手に失礼のない綺麗なお札がいいのではないかと思います。
喪服
通夜・葬儀に参列するにあたって、喪服を用意します。
実は今回の葬儀では、僕は黒の礼服を持っていたのでそれで良かったのですが、妻は大人になってから葬儀に参列したことがないということで、喪服を持っていませんでした。
急いで買いに行くかどうか迷ったのですが、結果的にレンタルの喪服を利用することにしました。
喪服のレンタルは楽天などのネットショップでも頼むことができます。
ネットで頼む場合は、基本的に注文当日に発送されることになりますが、宅配だと通夜や葬儀に間に合わないという場合は、店頭まで行って直接受け取ることができるところもあります。
「喪服 レンタル 地名」と検索すれば、喪服のレンタルをしている業者が出てくると思いますので、サイトで確認するか電話で問い合わせるなどすれば直接取りにいけるかどうか分かります。
今回は結果的に、喪服のレンタルを使ってすごく便利でしたし安く済んだので正解でした。
数珠
通夜・葬儀に行くなら手持ちの数珠も必要です。
どのような数珠を持つかも、年齢や葬儀に出る頻度など、価値観によって様々です。
安いものだとダイソーなどで100円で買うことができます。
僕は数珠を持っていませんでしたが、葬儀に出ることもそんなにないので、ダイソーの数珠でいいやということになりました。
よく見たら安っぽい感じもしますが、必要十分だと思います。
ちゃんとしたものを持っておきたいという場合は、3000円~5000円くらいのシンプルなものを買っておけば長く使えます。
飛行機や新幹線のチケット
葬儀の場所が遠方の場合、移動の手段を用意しておく必要もあります。
特に飛行機の場合、あらかじめ航空券を予約しておかなければなりません。
事前にスケジュールが決まっていれば、安く航空券を買うこともできますが、直前だと価格が高くなっていることが多いです。
LCCなどを活用するのがいいと思います。
遠方からの参加の場合、宿泊はどうする?
遠方から泊りがけで葬儀に参列する場合、宿泊はどうするのか迷いますよね。
これも状況によって様々ですが、親族であれば、喪主や故人と近い立場の人に確認するのがいいでしょう。
葬儀場には親族控え室と簡易宿泊施設を備えているところもありますし、通夜のあと、火を絶やさない「寝ずの番」を頼まれる場合もあります。
通夜に参列する
ここからは実際に葬儀場での通夜・葬儀の流れです。
通夜は18時~19時ごろに始まり21時ごろに終わることが多いです。
受付などの手伝いを頼まれている場合は、2時間前には葬儀場に入っているのがいいでしょう。
葬式・告別式に参列する
葬儀・告別式は、葬儀・告別式・火葬・初七日法要まで一気にやることが多いようです。
タイムスケジュール的には、午前11時葬儀が始まって、午後3時ごろに一連の日程が終わり解散という感じでした。
おわりに
いかがでしたか。
以上、訃報を受けてからの準備と通夜・葬儀までの流れについて、僕の経験をもとに解説しました。
この記事が参考になれば嬉しいです。