くまらぼ(@kumalabo_blog)です。
2017年6月9日、待望の「7SEEDS」第34巻が発売されました。
いつもどおり、Amazonで事前に予約をしていたので、我が家には発売日の午前中に到着。
表紙はくるみと流星。
そしてその背後には怖い顔をした百舌が描かれています。
帯のセリフは「未知の世界で宿った新しい命が今生まれようとしている」
34巻は、物語がいよいよクライマックスに向けて大きく動いた巻でした。
予想外に感動してしまって、ウルッとするシーンもありましたし、やっぱり7SEEDSは面白いなあ。
早速読んだので34巻の感想を書いていきます。
(ネタバレありなのでご注意ください)
この記事の内容
成長して変化する登場人物たち
34巻の物語の大きな流れとしては、ここ最近の何巻かの流れと同様に、ピンチを脱したかと思ったらまた新たなピンチが!!というストーリー。
34巻でも最後の最後にピンチが襲ってきますが、おそらくなんとか切り抜けることができるでしょう。
やっぱり注目したいのは、登場人物たちの成長と変化。
花とナツという正反対のタイプの2人のヒロインですが、お互いに認め合うようになっています。
そして、相手を認めるということも成長なんだという、嵐の視点もいいですね。
ちょっと意外だったのは、まつりと涼の関係。
これまではムードメーカー的な存在で、周りに合わせているという感じのあったまつりですが、いまは涼に対して言うべきことを言おうとしています。
それに対してまだまだ素直になることのできない涼でしたが、この2人の関係にも変化が起こるのでしょうか。
そして、33巻では心の中を晒してすこしかっこ悪いところを見せた新巻さんも、やはり只者ではなかったというところをしっかりと見せてくれています。
くるみの出産に感動
34巻の一番の見所は、帯にも書いてあるように、この世界に新しい命が誕生するというところ。
正直、赤ちゃんを出産するくるみは、これまであまり目立った描写のないモブキャラ的な存在でした。
なので、くるみが赤ちゃんを産むといっても、それほど多くの描写はないんじゃないかと思っていたのですが、予想外にくるみにスポットが当たって、僕も予想外に感動してしまいました。
こんな世界に産んでよかったんだろうかと心配するくるみ。
一方で、「この世界でやっと生きていけそうな気がする」とつぶやいたお蘭さん。
お蘭さんのつぶやきは、みんなの思いを代弁したものだと思います。
この世界で新しい命が誕生したということが、本当にみんなの希望になったんだということが伝わってきました。
役割をまっとうしようとする百舌がいい
そして、章が切り替わって最終章となります。
最終章は、百舌の回想からスタート。
7SEEDSの登場人物、特に夏Aのメンバーからは嫌われ者の百舌ですが、僕は百舌のキャラクター好きなんですよね。
冷徹に見えますが、目的のために役割をまっとうするという一心で行動しているんです。
百舌の目的とは、7SEEDSプロジェクトを成功させること。
すなわち、この崩壊した未来の世界に人類の子孫を残すことなんですね。
そのために今するべきことは、くるみと産まれた赤ちゃんを守ること。
百舌の覚悟とともに、34巻は終わります。
35巻は普通版と特装版の2つのバージョンでの発売
以上、34巻の感想をネタバレありで紹介しました。
いや~、面白かったです。
7SEEDSは16年連載が続いて、FLOWER本誌ではすでに最終回を迎えたそうです。
コミック版も次の35巻が最終巻になるそう。
次の35巻で終わりというのが、物語のラストを見ることのできる楽しみと、7SEEDSが終わってしまうことの寂しさとが入り混じった気持ちです。
巻末の田村由美先生のおまけコーナーによると、35巻は8月に発売予定。
そしてなんと、普通版と特装版の2種類が用意されるということです。
特装版にはドラマCDがついてくるということ。
ドラマCD の脚本は田村先生が書くそうですよ。
これは特装版を買うしかないですね。
8月まではあっという間!35巻が楽しみです!